今宵は一年で一番
月が美しく輝きます。
「中秋の名月」
ですが、桃取では
「いも名月」と
呼んでいます。
一般のイメージでは
積み団子にススキですが
桃取は、平積みの団子。
それも13個のお団子と
2個の里芋が供えられます。
左手前の2個が里芋ですよ
団子にはあんこ付きで
里芋の葉っぱに乗せられます。
団子とおイモだから
「いも名月」なのですが
なぜ里芋なのかは誰も
分かりません。
朝から団子を作って
神棚に供え、月が出る
夕方にお月様に供えます。
あるおばさんが言ってました。
「この団子はなすびと同じ」
どういう意味かというと
嫁に来たとき、姑さんが
この団子を食べてたそうです。
「秋なすは嫁に食わせるな」
って言うやろ〜って。
それほど、昔は甘いものが
貴重だったのかもしれません。