一年の全ての厄を
持っていってもらい
新年を迎える準備に
掛かるとても大切な日。
夕方には6尺の茅舟に
家々の思いを込めた
茅を乗せて追いやる
「やりましょ舟」が
ありました。
朝8時から茅舟を作る
作業など準備があります。
茅は宮持ちさんが島で
昨日のうちに刈り取って
準備をしてくれています。
生憎の雨です。
鉦の合図で薬師堂を出発。
後役と前役の宮持ちの
息子さんが舟を持ちます。
島の人は半紙に米を包み
茅に巻き付けたものを
舟へと乗せていきます。
並んで舟を待つ島民
「やりましょ、やりましょ」と
掛け声の中、進む一行。
宮持ちと隠居衆と共に
茅で一杯になった舟は
いなみの方へ向かいます。
ここで漁船に乗せ
沖へながします。
舟は御神酒とお米で
お清めして出発。
無病息災を願います。
この行事が終わると
今の宮持ちさんの家にある
氏神さんを夜中のうちに
新しい宮持ちのお家に
移します。翌朝には
八代神社に報告します。
松切とかグミ切りとか
ゲーター祭と新年の祭りに
大忙しの神島です。
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