2007年01月11日

冬の海

朝から雲ひとつない快晴でした晴れ
こんな冬の日には、海の色が最高にきれいですぴかぴか(新しい)

IMG_1280.JPG

今日は夫は沖の見回り&海苔摘みに行きました。

現在小3の息子が、まだ私のお腹の中にいた頃のことです。
夫が海苔網に漂着してひっかかった仏さん(遺体)をみつけた
ことがありました。すぐさま流れていってしまわないように、
冷たくなった足首をロープでしっかり結わえ、
海苔のセットに結びつけて漁協に通報に走ったそうですがく〜(落胆した顔)

漁村では仏さんを拾うと、一生その人は水難に遭わないとか
幸運に恵まれるというのですが、その直後、我が家にとって
とても嬉しいことがありました。
なんとそれまで女児と診断されていた胎児が、妊娠八ヶ月も
半ば過ぎてから、男児だと確認されたのです。
上ふたりが女児だったので、夫とっては大変な朗報でした。

夫があの時の仏さんを見つけたのが、丁度今頃の季節だった為に
今日はふっと、当時のことを思い出しました。

海で働く全ての方が、事故に遭いませんように・・・。
たくさんの海の事故を見聞きする度に、あの時の仏さんを
振り返って、切ない気持ちになりますもうやだ〜(悲しい顔)
私たち夫婦に息子を授けて下さったのは、やっぱりあの方だと
いう気がしてならないのです。
posted by 島の旅社 at 13:29| Comment(12) | TrackBack(0) | 暮らし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
海ならではのお話ですね。言い伝えのような、でも遭遇されたときは、とんでもなく驚かれたのではないでしょうか・・・
でも、そのようなお話があるというのは、とても神秘的ですね。
こちら山方面でのお話も色々あると思うのですが、その昔、峠を通る旅人を大きな岩(現在の鏡岩)に写って見えるので、山賊たちがそれを見て待ち伏せ、身ぐるみはいじゃった、という昔話がこのあたりでは、有名なのですが(^^;あんまり、ご利益とは関係なさそうですね。
Posted by Nana at 2007年01月11日 23:17
Nanaさん。
ところ変われば言い伝えもいろいろいろなんですね。
この時は、仏さんがうつぶせになって浮いていたこともあり、
初めは合羽が浮いていると思ったそうです。海上保安庁に
通報するとすぐに身元が分かり、保安庁が遺体を
引き上げる時には、
駆けつけた親族の方も立ち会われたとか。保安庁の職員は、
「おじさん寒かったやろ、大変やったなあ」と変わり果てた姿の漁師さんに
声をかけていたそうです。
実は昨春も、夫は遺体を拾いました。この8年間ほどの間に桃取で揚がった
仏さんは三体なのですが、そのうち二体を夫が見つけているのです。
夫は春から秋にかけて危険な潜り漁をしているので「海の怖さ」を
教えてくれているのかも知れません。
Posted by (YH) at 2007年01月12日 06:15
仏さんを見つけると水難に会わないとの事なにかすこし怖そうな言い伝えですね。それは海で働く人の海への敬虔な気持や安全を祈る気持ちががその様な言い伝えをいつの間にか作り出したのでしょう。海はそれだけ恐ろしいんですね、それは町場で気楽に過ごしている私などには想像の遠く及ばない世界です。3人目のお子さんが男の子で良かったですね。二人の仏さんを見つけられたご主人はきっと水難には遭われないでしょう。
Posted by 松阪の住民 at 2007年01月12日 10:04
松阪の住民さん。
ありがとうございます。
本当に海の事故には気をつけてほしいです。
突然、冬の海で最愛の家族を亡くしてしまったご親族の気持ちを思うと
胸が引き裂かれるような切なさを感じます。
あの後生まれた息子を大切に育てることで、
あの時の仏さんに
恩返しをしていくつもりです。
Posted by (YH) at 2007年01月12日 17:57
いろいろさみしいはなしが続いていますが、私の住んでいる所には「やろか婆」が住んでいました。最近はどこにいるのかわかりませんが、何でもいらぬものは「やろか」と言って置いてくれます。その昔は、三重会館のまえに「メリーさん」と言う方が赤い服着てたっていました。三重会館の歴史ともに去っていきましたが、ご両人とも話題がつきず立派なスターでした。
Posted by ウミウシ・親父 at 2007年01月12日 18:58
ウミウシ・親父さん。
いろいろな人がいて、いろいろな生き方があるんですよね。
「人並み」を最良と思う人が多いけど、「人並み」から
外れてしまったからと存在を否定する必要もない。
金子みすずさんの「私と小鳥とすずと」という詩の中の
「みんなちがってみんないい」という言葉はあまりに有名ですが、
全ての人がそう思える社会になることを願ってやみません。
Posted by (YH) at 2007年01月12日 19:39
YHさん、そういう言葉「みんなちがってみんないい」・・・私、お恥ずかしながら読書があまり得意でなくて、今まで知りませんでした(^^;
でも、その響きとてもいい感じです。
関では「人権よもやま話」という会があり一人一人の大切さやいろんな見方があるんだなぁ〜っていう話をする会があるんですが、正に一人一人違いがあって不思議はないです、なにも悲観したりすることはないんですよねぇ(^^)そういった平等っていうのでしょうか、みんな同じぐらい大事なんだよって分かり合える世の中がいいですね。

それからウミウシ・親父さん、私も「赤いおべべのメリーさん」の話を知ってるんですが、本当にいらしたのですね。
・・・でも「やろか婆」は知らないです、ひょっとして「もったいないオバケ」ぐらい有名でしょうかねぇ(^^;
Posted by Nana at 2007年01月12日 22:37
Nanaさん。
実は「私と小鳥とすずと」は、我が子たちの使っている国語の教科書に
載っている詩なのです。多分三年生位のかな。
そして桃取小では、家庭学習に音読というのがいつも組み込まれて
いるので、小6、小4、小3の子どもがいる我が家では、
実に耳慣れた詩になっていて、なんだか自分の中でだけ
有名なもののように感じちゃったのかも知れません(^−^)。
「人権よもやま話」、とてもいい取り組みですね。
Nanaさんのおっしゃるように「みんな同じくらい大事なんだよ」
って分かり合えさえすれば、自分の居場所がないように感じる
子どももいなくなるはずですよね。

うふふ。そういえばNanaさん。「メリーさん」も「やろか婆」も
私は知りませんでしたが、「もったいないお化け」だけは
知っています(笑)。幼児のいる家庭の数だけ「もったいないお化け」は
存在してますものねえ(^ー^)。
Posted by (YH) at 2007年01月13日 04:57
メリーさんは今でもご健在という噂を聞いています。時代の生き証人です。「もったいないばばあ」は存じませんでした。とても楽しい話ですが各地で素敵な人は沢山いるもので、またこれは凄いという話があったら教えてください。
今年は坂下は「獅子舞」しますのやろか。
Posted by ウミウシ・親父 at 2007年01月14日 11:19
もったいないお化けは、小さい子どもがモノを粗末にした時に
出てくるお化けでして(そうですよね、Nanaさん)
「もったいないばばあ」とは「もったいないばあさん」のことかしら。
「もったいないばあさん」は子どもたちに大人気の絵本で
「ぐりとぐら」や「くまのこウーフ」並の市民権を得ているんですよ〜♪
Posted by (YH) at 2007年01月14日 11:40
YHさん、そうですね(^^)
「もったいないオバケ」はCMで出てましたので、けっこう皆さんご存知かと・・・いつのまにか「もったいないばばあ」に?
でも、「ぐりとぐら」「くまのこウーフ」は私も知ってます(^^)
Posted by Nana at 2007年01月14日 18:53
あはは。「もったいないお化け」もウミウシ・親父さんにかかると
「もったいないばばあ」になっちゃったようで。私もよくこういう間違いをするので、とても他人とは思えません(^−^)。
「ぐりとぐら」&「くまのこウーフ」は、我が家では
親子二代で楽しみました。絵本って、いくつになってもいいものですよね。
Posted by (YH) at 2007年01月14日 20:17
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック