さてこれはなんでしょう?
にんじんジュース?
いえいえ違います・・・。
海藻のかけらが沢山浮いているので、
海の浅瀬ということは分かりますよね。
にんじんジュースのようにも、
赤サビのようにも見えますが、実はこれは赤潮です。
この赤潮は動物性プランクトンの死骸で
形成されているのですが、
それにしても大変な濃度のプランクトンであることが
想像できる色です
以前、赤潮が発生すると海の生き物の多くが死んでしまうと
いう話を聞いたことがあります
特に養殖されている魚類は全滅してしまうことも
あるのだとか。
幸いこの画像の赤潮は、砂浜の波打ち際に帯のように
見えていましたが、広い浜のごく一部にあっただけで
一面が赤潮に覆われてしまっていた訳では
ありませんでした
見比べていただくために、赤潮でない部分の浅瀬の
画像も掲載します。
今日の二枚の画像は同じ日の同じ砂浜、
そしてほぼ同じ深さの場所で撮影したものです。
きれいな海を守るために、私たちに出来ることを
皆さんと一緒に考えていけたらと思っています。
実はこの程度の赤潮は、海の浅瀬では年中目にしています。
ただほんとに浅瀬であるし、範囲が狭い点から考えると、
さほど海の生き物に被害はないのかなあ、なんて個人的には
楽観しています。
まだまだこれから勉強が必要ですが。
赤潮は四日市で一度見た記憶があります。
満潮の時、川まで上がってきて・・・
その匂いのすごい事と言ったら・・・
プランクトンの異常発生で起こるとか。リンや窒素が多いとなるんですかね。
自然災害ではなく人災の部分も大きいかもしれませんね。
広範囲の赤潮だと、匂いがあるんですね。
やはりぞうさんのおっしゃる通り、このような現象は
自然災害ではなく人災による面が大きいのでしょうね。
そうそうひとつ嬉しい報告があります。
海苔の色が少しずつ、直ってきました。値の安い海苔になって
しまうのでしょうが、近いうちに摘み始め、板海苔の再生産が
始められる予定です。海苔の色が直るのは、雨が充分降り、
風が強く吹いた時なのですが、人間のせいで悪くなった海水の
質を、自然の力が癒してくれているんですよね。
自然ってすごいです(^−^)。