2007年04月07日

ぼんぼ拾い

昨日は晴れて暖かく、午後からはうんと潮がひいたので
娘と一緒に「ぼんぼ」を拾ってきました晴れ

ぼんぼとは桃取町特有の方言で、
クボガイやスガイ、レイシガイなど
食用の小さい巻貝の総称を指します。

昨日はふたりで1時間ほど頑張って、スガイを
大きなバケツに半分強、拾ってきましたハートたち(複数ハート)

IMG_1796.JPG

桃取ではクボガイをセンダカ、スガイをアオシタ、
レイシガイをニシボンボと呼んでいますが
私の出身地である安楽島では、クボガイをマイソモノ、
スガイは桃取と同じくアオシタ、ニシボンボはニシ、
と簡単に呼び、その総称を「イソモノ」と言っていました。

娘にとっては好物で、私にとっては懐かしい味です揺れるハート
一度にはとても食べきれないので、食べる分だけ残し、
あとは網袋に入れて船から海にぶら下げておきました。

子どもたちが大人になった時も、ぼんぼ拾いが出来る
美しい海が残されているといいのですが・・・あせあせ(飛び散る汗)

奈佐の浜は、浜大根の花がいっぱい咲いていましたぴかぴか(新しい)

IMG_1798.JPG

(YH)
posted by 島の旅社 at 16:44| Comment(7) | TrackBack(0) | 食べる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ああ、もう「イソモン」の季節なんですねぇ。
よく拾いに行って湯がいて針でほじくり出して食べました。
三杯酢で酢の物にもしていましたが、子供の頃は塩味の方が
美味しく感じました。
当たり前の風景、毎年巡ってくる季節の食べ物、
いつまでもその恩恵にあずかれるよう大切にしていきたいですね。
Posted by 海写心 at 2007年04月07日 23:52
海写心さん。
そうそう、これは正しくは「イソモン」でしたね(笑)。
子どもの頃はおばあちゃんが酢味噌と和えてぬたにして
くれたりもしたのですが、やはりシンプルに塩茹でにして
むきながら食べるほうが好きでした。くるんっときれいにしっぽまで
出てくるのが楽しみだったんですよね(笑)。
海写心さん、こういう地域色の濃い「食」を、ほんと
いつまでも継承していきたいものだと思います。
Posted by (YH) at 2007年04月08日 06:25
暖かい昼下がり娘さんと、ぼんぼ拾い楽しかったでしょうねバケツに半分とはたくさん取れましたね。松阪近辺では巻貝はほとんど居ないようです。貝の名前が同じ鳥羽でも桃取と安楽島では違う名で呼ばれているのには驚きました島だからか違う名で呼ばれるのですかね。YHさんは貝の名前を和名までご存知とは少し驚きましたが貝がお好きだったから当然かも知れません。沿岸で取れる小魚も「いそもん」と言うのではありませんかそれを鍋で炊いたものを「いそなべ」と言いませんか。このごろウミウシ・親父さんのコメント見かけませんがまた書いてください期待しています
Posted by 松阪の住民 at 2007年04月10日 07:12
あっ忘れた
浜大根の写真綺麗ですねバックがうまくぼけてて浜大根が浮き上がってみえて春らしさを感じさせてくれます。今年の桜は色が今一ですが桃取ではいかがでしょう。
Posted by 松阪の住民 at 2007年04月10日 07:18
松阪の住民さん。
松阪近辺は砂浜が多いので、きっとまた違う巻貝がいるのでは
ないでしょうか(^−^)。子どもの頃、たてぼし網に連れて
行ってもらった浜では、アラムシロガイやタマガイ、
ツメタガイ(ぜひネットで調べてみてくださいね)等の
貝殻を見つけました。
そうそうおっしゃる通り、沿岸で獲れる食用の海藻や小魚、
ウニなんかも地方によっていそもんと呼ぶそうですね。
それを炊いたものは磯鍋、漁師鍋、海鮮鍋など、ところ変われば
呼び名も変わるようです。

今年の桜は桃取でも今ひとつでした。ソメイヨシノは病気に弱く、
テングス病に罹患してしまったものが多いためと思われます。
今日、健康(?)な桜を見つけて、写真を撮ってきました。
2、3日以内にUPしますので、お楽しみに(^−^)
Posted by (YH) at 2007年04月10日 14:36
アラムシロガイ、タマガイ、ツメタガイをネットで調べましたがどれも記憶にありません。巻貝その物の記憶が無いのです。前のコメントに書きましたが有っても観えてない気がします。多分足元にいたのでしょう。
桜の写真を期待してます。
Posted by 松阪の住民 at 2007年04月10日 15:25
スガイを検索していたらこんな記事がありました。
オキナエビスガイは巻き貝のなかでも、もっとも原始的なものの1つであるため、「貝のシーラカンス」とも呼ばれます。この貝の特徴は、殻が円錐形で、殻の外周の口に近い部分に切れ込みがあり、色は鮮やかな赤をしていることです。また、オキナエビスガイの仲間は生息する水深が100mより深いことが多いのも特徴です。オキナエビスガイ類は古生代、中生代に大繁栄したと考えられていて、生物の進化を知る上で極めて貴重な生物です。しかし、生息数はそれほど多くなく、研究を進めることが難しい生物のひとつでした。1800年代の後半にこの貝を採取した人が、研究者に提供したところ、報酬として40円という当時としては大金を受けとったことがありました。それ以来この貝は別名「長者貝」とも呼ばれています。また、20年前にこの 貝に360万円という値段がついたこともあります。それも近年の観測機器の進歩により、観察する機会が増え、捕獲、飼育される数が増えるにつれて、事情が変わってきたようです。独立行政法人海洋研究開発機構でも横須賀市自然博物館との共同研究で、相模湾の三崎沖で無人深海調査艇「ドルフィン-3K」を用いてオキナエビスガイの調査を行ないました。その時捕獲したものは現在、葉山(神奈川県 葉山町)にある「しおさい博物館」で飼育中されています。また、鳥羽水族館(三重県)、犬吠崎マリンパーク(千葉県)などでも飼育・展示されています。
Posted by 松阪の住民 at 2007年04月10日 16:33
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