2012年05月29日

青魚代表

外流しに立つおんじは
太っとい指で包丁を持ち
漁が始まったサバを
手際良くさばいています。
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ウロコを軽くそぎ
頭に包丁を入れて
まな板の上を
右に左に魚を動かし
はらわたを取って
氷でしめています。
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奥さんと調理法を
相談するおんじは
切り身を調理し、
さらに保存分は
塩に漬けます。
IMG_1882.JPG
そして夕食で
おいしく頂きました。
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2012年03月08日

初春告魚

春を告げる魚「シンコ」の
初水揚げがありました。

鮮度が命と言われ、
港に届くと
セリがあります。
落札されたシンコは
納屋に運ばれ
ゆでられます。

モウモウと立ちこめる
湯気と香り。
ゆでたシンコは
晴れている間に
干します。
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猫の手も借りたいほど
大忙しなのです。
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2012年03月02日

菅島若布

今年の塩蔵ワカメは
去年の倍の値段で
出荷されています。

同じワカメでも
糸ワカメをご存じですか?
今では菅島にしかないと
言われています。

塩蔵ワカメが増え
手間の掛かる
糸ワカメは減少。
定期船を降りた
漁港で数軒が
作業しています。

沖から刈ってきた
ワカメを天日で干し
乾いたものを海水に付け
再度干すまえに専用の
「くし」を使って
ワカメの葉を裂きます。
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一本一本裂いて
干しますが、天気が
悪いと赤くなったりして
良い製品にならない
と、言います。
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仕上がりがきれいな
糸ワカメは首都圏に
出荷されます。
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2012年02月22日

海女会議

海女さんって
日本と韓国にしか
いません。

そして国内では
鳥羽志摩地域が
最多海女エリア。
離島ではとても
身近な存在ですが
本当はとても
貴重な存在なのです。

海女は県の文化財指定や
ユネスコ無形文化遺産へ
登録が進められており
いろんなメディアから
取材を受けることが
想定されています。

海女は身一つで
命がけで潜る仕事。
そうそう、メディアが
思うような映像は
撮れません。
IMG_1596.JPG
この写真グッド(上向き矢印)もスタッフの
船に便乗させてもらい
暑さの中、海女操業中は
船上で揺られて待ちました。

問い合わせを頂いて
思うことなのですが
海女は操業時期や
漁獲物など離島だけでも
全く異なります。

今日は市役所で
メディアの方へ海女の
情報発信と対応を
どのようにすれば
双方にとって良いのか
意見交換会がありました。
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残念なことに
現役の海女さんが
出席してない
会議でしたが
いろんな部署の
みなさんの意見を聞く
良い機会になりました。

海女さんをキーに
鳥羽志摩を広く
知ってほしい、
みなさんの気持ちは
一つになっていました。
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2012年02月13日

若布開始

答志の神祭の三日目は
午後から雨が降る
肌寒い天気でした。

島では神祭が終わると
暖かくなると言いますが
今冬は今からもう一度
寒気がやってきます。

風邪を引かないように
気を付けてください。
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一方、一足早く
神祭を終えた和具の
漁師さん達は
ワカメを開始。
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漁港にはこのように
ずらりと人が並び
ワカメを茹でる
湯気が立ちこめて
おります。
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いよいよ本格化する
和具の養殖業。
大忙しの春です。
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2011年12月20日

初黒海苔

今朝は少し凪。
黒海苔の漁師さん達が
沖へと向かいました。

次々に水揚げされた
黒海苔たち。
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トラックに積まれて
納屋へ運ばれます。
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水切りする機械。
DSCF0053.JPG
板海苔にする機械。

フル回転で作業し
近日ある初出荷に
備えています。

今年もイイ海苔に
仕上がりますように。
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2011年12月14日

海女海鼠

寒くなってくると
海底に出現するのが
「海鼠=ナマコ」

答志島では漁師さんが
突いてくる場合が
多いのですが、
数人の海女さんが
沖で潜ってきます。
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先日、2回目の漁に
出るところに遭遇。
IMG_9630.JPG
桶には色で分けた
ナマコが入っています。
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赤、青、黒の3色。
「大漁やなぁ〜」と
声を掛けると
「あか〜ん」と。

ホント寒いので
気をつけて
潜ってください。
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2011年11月24日

海苔作業

風が強くなって
寒くなってきましたが
海水温はまだ高め。

風が吹くと漁も
休みがちになる
漁師さん達は
12月になったら
沖だしをする
冷凍庫に入れた
海苔網の準備。
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袋から出して
網に浮きを付ける
作業をしています。
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海水温が下がると
いよいよ網が
沖へ出されます。
それまでの準備
海苔ができるまでって
大変な作業ばかりです。
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2011年11月09日

海苔網干

答志島に冬の風が
吹いてきました。
気温と共に水温も下がり
水車で種付けをした
海苔網を冷凍庫から出して
海水に浸けました。
するとその温度差に
驚いて種が成長。

網が少し黒くなったのは
海苔の胞子が伸びた証拠。
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海女小屋の前では
海水に付けた網を
このように天日干し。
でもすぐ取り込んで
また冷凍庫へ。
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この干し竿は数日で
片付けられます。

また水温が下がるまで
冷凍庫で保存して
最後に海に出すと
ぐんぐん伸びて
まっ黒な海苔ができます。
今年の海苔の収穫は
12月15日過ぎとか。
上等の海苔ができますように。
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2011年10月11日

養殖道具

3連休の最終日、
マリンターミナルの
パワーフード選手権。
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神島のタコ飯や
答志のジャコなどが
参戦していました。
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神島のイチローと
呼んでいる兄やんが
実行委で活躍。

成功裏で何よりです。

最近、島の港は冬支度。
ノリやワカメ養殖の
イカリやブイや縄など
道具が並んでいます。
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夕方、謎の光を発見!?と
思ったらブイでした(笑)
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2011年10月10日

鰯鰆大漁

秋の魚と言えばサンマを
イメージしますが、
答志では脂ののった
イワシが大漁です。
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イワシは漢字で「鰯」
すぐ弱ってしまうので
水揚げされると
氷の入った発泡に梱包。
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水揚げされた港で
すぐに作業に掛かります。

この鰯をえさにして
これまた大漁なのが
サワラ=鰆。
鰯は品のイイものしか
えさとして成立しないと
漁師さんたちはイイ鰯を
サワラ漁に使って、
はねられた新鮮な鰯が
食卓に並ぶんですよ。

海女小屋では干物にした
鰯がメニューに出ています。
現地でとれた新鮮な魚を
みなさんに届けています。
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2011年09月26日

水車回転

朝から雨が降る中
答志のあちこちで
水車がグルグル。
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白浜では数軒の
黒ノリ業者が並び
網を取り付けた
水車が水しぶきを
上げて回っています。

回転が止まったら
ハサミで一部を
切り取って顕微鏡。
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小さなノリの胞子が
ちゃんと付いているか
見ています。
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外側の網を外したら
急いで水槽へ運び
養生させます。
幅120p、長さ18mの網。
すごい枚数の量の種付け。
作業は昨日から始まり
明日まで続きます。
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海女小屋の横でも
この通り作業中。

網は冷凍庫で保存。
海へ出るのはまだ先です。

おいしい黒ノリが
できますように☆
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2011年09月16日

伊勢海老

解禁しました!!
今朝の神島漁港。
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伊勢海老漁から
戻ってきた刺し網を
掃除するみなさん。

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「あかんわ〜」と
言う声を聞きつつ、
受け取りが始まると
伊勢海老がいっぱい。
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組合がサイズ分けを
していきます。
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計量に掛けられます。

跳ねたりして威勢のいい
伊勢海老たちですが
傍らで漁師さん達は
網に掛かった大量の
ゴミを外しています。

海藻や魚が付くのは
しょうがないけど、
空き缶やペットボトルも
海底から水揚げされます。
IMG_6164.JPG
エビが絡まるために
網は3重構造。網の
補修作業も大仕事です。

この日、水揚げしたのは
神島で340`。菅島と
答志島でも同じように
解禁になりましたが、
漁師の多い答志支所は
初日を休漁したので
3島合わせて500`の
伊勢海老が水揚げ。

秋の味覚、海の王様
伊勢海老を離島へ食べに
来てくださいね〜。
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2011年07月28日

高級食材

伊勢志摩地方では
妊婦さんにつがいの
アワビを食べさせると
目のきれいな子が
産まれると言われます。
また入院したりする
病気の人にもアワビを
食べさせます。

先日、海女さんから
つがいのアワビが
揃ったと連絡がありました。
IMG_4861.JPG
それがコレ。

もう一つ。
神島の海女さんが
「オニユリが咲くと
アワビが採れる」って
お母さんから聞いたと
話していました。
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ちょうど船付き場から
オニユリが咲いているのが
見えます。夏本番オニユリは
満開だけど、海のアワビは
思うようにとれません。
IMG_4965.JPG
これが27日の浜値です。

今年のアワビは本当に
高級食材です。
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2011年05月09日

対岸事情

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この島影はどこでしょう。

答志島ですよ〜。
そして撮影地は
対岸の菅島です。

なんと、今日は
菅島でもアラメの
藻場再生事業が
始まりました!!
IMG_2939.JPG
菅島小の6年生17人と
菅島青壮年部の11人。
アラメの石は50個。
手際よくアラメの苗を
付けていく子どもたち。

苗が付いた石を海へ投入。
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海の上での授業は
1時間程で終了です。
アラメが大きくなって
豊かな海となり、
子どもたちの将来に
繋がってほしいですね。
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2011年04月20日

黒々絨毯

この時期、一般の人でも
気になるのが干潮時刻。
しかも大潮なので
満ち引きが大きい時期です。

潮が引くと海面は
黒っぽく見えます。
そう!ヒジキが伸びて
刈られるのを待っています。

答志島では答志が
ヒジキを干す作業が
始まっています。
漁港のコンクリートに
どんどん並べて
重ならないように
手を入れていきます。
IMG_2372.JPG
刈りたてはまだ
海藻のように
緑がかっていますが
一面は真っ黒い
絨毯のようになります。
IMG_2383.JPG
5時間後には
チリチリになってました。

ちなみに和具は
今だにワカメが大忙しで
桃取はアサリの口開けが
あるので次の潮が
ヒジキの予定とか?
神島は5月2日が
ヒジキ刈りに決定してます。
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2011年04月12日

海女事情

今もなお強い余震が
続く東北、関東。
福島原発は事故レベル7
深刻の事態です。

今日は、海の博物館に
行ったので、当然、
海の話になりました。

実は同館では
昨年全国の海女を
調査したんですね。
今回の被災地にも海女がいて
岩手県久慈市に85人、
宮城県石巻市の網地島に17人
という報告があります。

世界遺産に登録という
動きが出ている海女。
前回は30年前の調査で
全国に9,000余人。
なんと今は2,000余人に。
そのうち約5%が
被災地の海女です。
2010092614180000.jpg
去年答志に集結したグッド(上向き矢印)
全国の海女さんたち。

幸いにも無事が確認された
ということですが、
岩手の久慈市に建てられた
観光用の海女小屋は
津波で流されたとか。
泥にまみれた海では
視界50センチとか。

津波が発生した海域は
黒潮と親潮が混じり合う
とても豊かな漁場。
この海に生きていた
貝や海藻や魚たちは
どれほどいたのでしょう。

考えずにはいられません。
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2011年03月27日

半月経過

大震災から半月以上。
答志でも仕入れ先から
水の入荷が困難な状況に
なってきたとか。

震災後に答志の
ワカメは値上がり傾向。
被災地で仕入れていた
ワカメ業者からの
取り引きもあり
高値になってます。
IMG_1881.JPG
これは天日干しワカメグッド(上向き矢印)

漁師さんたちは
津波を受けて
船が乗り上げる
映像を見て、
我がことのように
心を痛めています。

がんばれ!日本。
がんばろう日本!!
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2011年03月20日

若布作業

環境省の「かおり風景百選」を
ご存じですか?この一つに
答志島の「ワカメづくり」が
選ばれています。

この時期、特に午前中は
和具漁港でたくさんの
ワカメ漁師さんたちが
作業をしています。
答志や桃取もやってますが
和具が一番多くて圧巻。
ここでは磯の香りがします。
(マヒしてて実感ないけど)
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海で刈ってきたワカメは
背丈以上もあります。

そしてめかぶ部分を
切り落としたら
海水をくみ上げた
熱湯(左の釜)で茹でます。
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すぐに冷水(右の釜)で冷やします。
この繰り返しで
鮮やかな緑色のまま
IMG_1480.JPG
納屋で塩をまぶして
重りを乗せて
水分を絞り出したワカメの
茎だけ取り除きます。
大変な作業を踏まえ
塩蔵ワカメは完成します。
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2011年03月06日

重要試験

朝からトラックは大答志へ。
今日はシンコの試験引き。
つまりジャコになる
魚の試し漁の日なのです。
答志のシンコの水揚げは
全て大答志漁港になります。

今日水揚げしたシンコは
三重と愛知で協議して
今後の漁をいつから
始めるか決めるという
とても重要な試験日です。

一方、チリメン納屋では
湯気がモウモウと立ちこめ
今日の水揚げを茹でています。
夕方からは雨なので
一日干すと言うわけには
いきませんでしたが・・。
DSCF0042.JPG
夕方には島のあちこちで
生シンコのお裾分けが
ありました。
春の訪れを告げる魚です。
posted by 島の旅社 at 22:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 産業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする