「潮騒」のふるさと神島ウォーク。

10月13日（土）神島にて横山ビジターセンター主催の自然観察会が行われました。
参加者21名を現地スタッフがアテンドし、楽しい一日を過ごすことができました。


（神島洗濯場にて）

洗濯場では上で綺麗な物、最後は汚れた物を洗うと言う島の人達の知恵を教えられました。


（八代神社にて）

八代神社で行われる「ゲータ祭」は元旦の夜明け、東の空が明るくなる頃にグミの枝を束ねたアワ（日輪に見立てたもの）を島中の男達が竹を刺し持ち上げこれを落とし、諸悪を払い、無事平穏な新年を迎える願いをこめた祭りです。


（マーキングされた「アサギマダラ」）

よく見ると羽根のところに「カミシマ」とマーキングされています。

神島教訓

今朝は一番から
定期船も動きました。
足の速い台風でした。

神島のケーブルが
切れてから2カ月。
先日、市議会で
話があがっていましたが
ネットの不通は
しばらく続きそう。

潜水調査の結果、
神島の沖合1.1�`で
ケーブルはぷっつり。
平成21年にも一度
切れかかったそうです。

神島は低気圧の影響で
切断したんですが、
今回みたいに台風で
海上が大荒れで万が一
テレビもネットも
受信できない状況が
気象や災害で発生したら
答志島も菅島も坂手島でも
どうやって情報を得るのか。

人ごとではいられません。

雀苧小笥

最近、ＰＣと電卓と仲良し。
今日はこの前、咲いていた
神島の花をご紹介。

イヨカズラと言うほうが
馴染みがあるかも！？
「スズメノオゴケ」は
ガガイモ科の多年草。
タイトルにしたのが
漢字表記なのです。

海岸付近の草地に生えています。

初夏に黄色かかった
白色の小花をたくさん付けます。
雨にも映える花。
島で探してみてね。

神島祭事

早朝から忙しい男衆。
今日は、「ごくあげ」

御幣を立てに行く祭船。
午前５時半の話。

三人の海女さんを
連れて沖へ行く祭船。
午前８時半の話。

海女舟も次々と
沖へ向かいます。

コイロガミで神事を
済ませると海女漁が
始まります。しかし
あいにくの空模様。

潜り終えた海女さん。
アワビが少ないけど
「ごくうさん」を
宮持ちに供えました。

鳥居夕陽

もうすぐ夏至です。
太陽の位置が
こんな場所に
移動してきました。

太陽と関わりの深い
神島の八代神社。

鳥居に向かって
沈む夕陽です。
島全体が夕陽に
包まれているみたい。

明日もこの太陽に
会えますように。

海女解禁

本日、神島の海女漁が
口開けしました！

5月20日の初日に
海女に行くのは
何年ぶりかしら・・。

昨日、八代神社で
安全祈願祭を済ませ
お札を授かり・・

海女小屋の準備を
済ませた海女さんの
気持ちはすっかり
「磯」モード。

今日は曇り空でかなり
寒かったみたいです。
体慣らしの初日は
「ダメダメ」。
でも表情はとても
ステキでした。

親子掃除

神島では土曜日の
朝早くから
通学路の掃除。
小中学生とPTAさん
先生方総勢50人が
掃除されているのを
記録係？として応援。

小学生の女の子は
一生懸命お手伝い。

男の子たちも
頑張っているんですよ。

お父さんとボクの
連係プレーも！！

中学男子は大人かと
思うような働きぶり。

約3時間のお掃除で
通学路がスッキリしました。
ありがとうございました。

感謝感謝

神島のケーブル切断から
約１カ月が経ちます。
メールが使えない神島。
繋がるのが待ち遠しいです。

さてさて最近、島旅に
嬉しいお便りや
メールが届きます。

ブログをご覧になって
メールをいただいた
浜松のＩさん。

貴重なデータを
添付してくださったので
一枚ご紹介します。
1971年の潮騒映画の
ポスターです！

伊勢市のＨ様や
志摩市のＦ様、Ｈ様。

応援してくださる
みなさまに
この場を借りて
お礼申し上げます。
ありがとうございます。

今後ともよろしく
お願いいたします。

知事来島

連休最後の６日。
神島に三重県の
鈴木英敬知事が
来島されました。

漁港は横断幕と大漁旗で
歓迎ムードいっぱい。

知事を島民が迎えます。

町内会長が島内を
案内されました。

その後、知事と話す
「すごいやんかトーク」
鳥羽市長も一緒に
入っていただきました。

島の各種団体から12人が参加。
一時間という短い時間に
防災や観光、高齢化医療など
いろんな話が出ました。

知事はメモを取りながら
熱心に聞いてくださいました。
神島は景色や食など
良いところはいっぱいです。
でも、離島だけに生活に
困難な現状もあります。
そういう現実を島内で島民が
知事に直接お話できる機会は
なかなかありません。
少し話し足りないことも
あったようですが、
次回の来島を約束して
くださった鈴木知事。

帰島前には多くの
島民からの記念撮影に快く
応じられておられました。

おまけ。知事が帰られ
天気が急に悪化！！

雹（ひょう）が降りました。
ちなみに知事は神島の後、
菅島と坂手島へ向かわれました。
お天気は大丈夫・・？
だったのでしょうか？

屋根菖蒲

いいお天気に恵まれた
「こどもの日」。
男の子のお祝いとして
鯉幟やかぶと飾りで
お祝いしますが、
神島では菖蒲を
屋根に投げて
無病息災を願います。

菖蒲は邪気を払うと
言われていて
武家政権のころ
菖蒲を「尚武」とし
「武をたっとぶ」意に
通じて男の子の節句に
なったと言われています。

神島では、4日の夕方、
菖蒲の葉とカヤ、よもぎ
イタドリのセットを

世古の神様や神棚に供えたり
玄関とか船にも飾ります。



屋根の上もこの通り。


菖蒲は貴重品。
島内で育てている人から
分けてもらいます。

このセットは月の分
つまり、12カ月分が
必要なんですよ。

残った菖蒲は
お風呂に浮かべて
菖蒲湯にします。

時計新調

吹き返しを心配した
連休後半初日。

海は少し波がありますが
朝から快晴の空。
連休前に島民で
草刈りをしたのですが
昨日の台風のような
雨風でどうかな？と
歩いて見ました。

新緑がキレイで
とっても爽快です。

そして町内では
変化がありました。
それがこれっ

「遅れ」の張り紙が
貼られたのが
2010年9月頃。
「故障中」の張り紙は
2011年の11月頃。

本日、数年ぶりに
時計台の時計が
新調されました。

先人賜物

お世話になった方が
連休で鳥羽へ帰省され、
少しの時間でしたが
お目にかかりました。

今日は貴重な資料を
預かったんですが
どこに縁があるのか
どうやって次に
つながっていくのか、
本当に不思議で
楽しみです。

縁はタイミング。
その場に居合わせた
偶然なのですが、
人が人を呼びます。

でも、今回のご縁は
神島の先人の賜物。

昭和25年の資料により
昭和９年の資料と
一致しそうな予感。

神島限定

２年前、神島小学校の
長谷川校長（当時）から
「43年前の神島」という
一枚のCDを受け取りました。

すべてのつながりを
作ってくださった
80枚の写真は
昭和42年の神島の姿。

もっと早くお礼に
伺いたかった鷲家さんに
本日お目に掛かりました。
松阪市の会社へアポなしで
感謝の気持ちと共に
「しおさいの島」を持って。

「たくさんの写真を
使ってもらいありがとう」
と、逆にお礼を言って
いただき、嬉しさ倍増。
神島こそ感謝しています。

当時のお話を約２時間も
聞かせていただいて
とても楽しかったです。
神島小中では地域学習教材に
使ってもらえる一冊。
神島限定で取り扱いです。

大雨大風

鳥羽は今日もすごい雨です。
神島も最終便でやっと出航。

実は神島は昨日の朝から
ケーブルテレビを
受信している家は
映らない状況。
雨戸を閉める位の
大雨と大風なので
外に出ることもできず。
天気予報など映像で情報を
得ることができなかったのです。

復旧するのにも
船が出るまではムリで
インターネットも
使えない状況でした。
本日夕方、復旧作業。
午後９時すぎテレビが
やっと復旧しました。
欠航するよりつらい
二日間でした。

花々通信

神島小の２、３年生は
キレイに咲いた
チューリップで授業


小中学校の通学路は
八重桜が満開間近。

幾重にも重なった
花びらがキレイに
咲いています。
まだ蕾もあるし
もう少し楽しめそう。

浜や道端に咲く花、
カサコソ動くトカゲ。
潮風と波の音を感じ
今の季節、神島は
ウオーキングに
ぴったりですよ。

歎仏敬老

午後からのお話。
センターに集まる
老人会のみなさん。

歎仏と同じ日に
敬老会があります。

組合の理事のあいさつに
「困難な戦中戦後の
苦しい時代を乗り越え
神島を立派な姿に
作り上げる原動力と
なってこられた」と。

島のみんなで長寿を
お祝いしました。

小学生

保育園児

有志のみなさん

お年寄りも

笑顔の一日でした。

歎仏法要

旧暦３月２５日は
神島の海難殉職者の
供養祭の日です。

最近でも急速な
低気圧の発達！という
ニュースがあったのを
覚えている方も
多いと思いますが
春の海は大荒れに
なるのです。

江戸時代の話。
神島では漁に出た
壮年男子が海で
事故に遭いました。
50年間に３度も。
同じ季節に！です。
今と暦は違うので
旧暦で供養しています。

早朝より、釣った
タイや赤魚などを
放流しました。

続いて桂光院で
法要をしました。

先祖や海で亡くなった人を
供養するために
自然を軽視しないように、
後生に伝えることを
忘れないように。

島民の思いです。
午後からは敬老会。
ブログは続きます。

天然若布

春うらら。
昨日、少し紹介した
神島の天然ワカメ漁。

口開けした土曜日から
浜は大忙しです。

海女さんたちは
久々にウェットを来て
海へ向かいます。
島の周囲には
水深約２〜３Ｍ位に
ワカメが生えていて
刈り取ります。

↑生を干して
↓乾燥ワカメに。



生をゆでたあと
「メの首」を呼ぶ
茎を取り除きます。

茎はさらに細く裂かれ
天日に干されます。
葉の部分は塩蔵に。

メカブも乾燥済み

海に行けるのは
ホンの２〜４日だけ
なので、この時期は
大忙しなのです。

臨時に設置する
この茹で釜すごいでしょ！

神島入学

天然ワカメの口が開き
大忙しの神島では
今日が小中学校の
入学式でした。

今春小学校へは６人。
中学は１人が入学です。

まずは、小学生たち。
元気にあいさつをします。

校長先生はお手製の
チューリップで
新入生にメッセージ。
赤を選んだ子は
「勉強が好き」だそうで
あと、黄、白、青が
ありました〜。

在校生は太鼓で歓迎。
保育園児も駆けつけて
合言葉「勇気100％」を
大きな声で叫びました。

続いて隣の中学校でも
入学式です。
みなさん入学おめでとう。

答志小中のみなさんも
入学おめでとうございます。

津波想定

先日、内閣府から
南海トラフの
巨大地震の新想定が
発表されました。

新聞を読むと鳥羽市で
24.9メートルの想定。
以前の３倍以上の
想定が出ていました。

この想定にあたるのは
何と神島でした。
数分で到達する
という情報もあり
困惑することばかり。

新聞やテレビでは
限られた紙面や
放送時間のなかで
特筆すべきことが
最優先されます。

神島には海抜40Ｍ以上の
高台もあります。
今後、国、県、市が
それぞれの詳しい
情報を開示します。
対策も考えます。

想定の最大地点に
掲げられた
神島だけでなく
みんなが、揺れたら
逃げるという意識を
持つことが大切で
確かな情報を
得ることも大切！